野菜室って名前だけれど、全部入れちゃダメ!実は野菜室が苦手な食品たち
野菜の保存、どうしていますか?野菜は全て野菜室に入れているという方も多いのでは?
実は野菜には、野菜室に入れてはいけないもの、入れる際は工夫が必要なものなど、さまざまあります。そこで今回は<野菜室の適切な使い分けと、入れるものと入れないもの>についてご紹介します。
野菜はすべて野菜室に入れるもの?
「野菜室」は、野菜を最適に保存できるように想定して作られている場所です。そのため、野菜室の温度や湿度は、冷蔵室に比べてやや<高め>の設定になっています。
野菜室の温度や湿度については、冷蔵庫メーカー各社によって異なりますが、およそ2度~7度の範囲内で設定されているようです。
多くの野菜は、鮮度を保つために日の当たらない低温での保存が適しています。野菜は収穫後も呼吸しているため、日当たりのよい適温の場所では呼吸数が増えてしまうそう。
呼吸数が増えると、野菜を老化させるホルモンである「エチレン」が増えて、鮮度が損なわれてしまいます。
多くの野菜は、野菜室に入れて保存することができますが、中には野菜室の保存が適さない野菜もあります。以下に具体的に見ていきましょう。
野菜室に入れてはいけない野菜<南国育ちの野菜や果物>
原産地が熱帯や亜熱帯地方など、南国生まれの野菜は低温の環境に弱く、低温の状態で長く保存すると「低温障害」を起こしてしまうそうです。
低温障害を起こすと、見た目が劣化するだけでなく、栄養価も損なわれてしまいます。ですので保存する場合は、冷蔵庫・野菜室には入れないほうが長く保存できます。
さつまいも、じゃがいも、なす、きゅうり、里芋、ピーマン、かぼちゃなども野菜室での保存に適さないものに該当します。
また、バナナ、マンゴー、レモン、みかんなどの柑橘系も野菜室には適しません。
この他にも、生姜、たまねぎ(新たまねぎ以外)なども、野菜室は適しておらず、風通しのいい場所で保存する方がよいです。日頃これらを冷蔵庫で保存しているという方は、意識してみましょう。
野菜室へ入れる際に注意が必要な野菜や果物も
野菜室に果物を保存しているご家庭は多いかもしれませんが、「りんご」を野菜室に入れるのは以下の理由でNGだそうです。これは、りんごそのものが野菜室に適していないという訳ではなく、りんごは「エチレンガス」を多く発生させるため、野菜室に入れると他の野菜の劣化が促進されてしまうから。
同様に、アボカド、桃、バナナなどもエチレンガスを多く発生させるそうです。
野菜室で保存する場合はりんごはビニール袋に入れて密封し、他の野菜へのエチレンガスの影響を避けるようにしましょう。
野菜室ではなく、冷蔵庫に入れるもの
1. カットした野菜
野菜をカットすると切り口から劣化が進むので、カットした部分にラップをかけて冷蔵庫に保存し、早めに使い切りましょう。
2. もやし
もやしは劣化が早く傷みやすいので、野菜室よりも低温の冷蔵庫での保存が適しているそうです。いったん湯通ししてから保存すると、より長持ちしやすいです。
おわりに
いかがでしたか?野菜の多くは野菜室での保存が適していますが、一部適さない野菜もありました。限られた野菜室のスペースを有効活用するためにも、保存の適材適所を知って、鮮度を保てると良いですね。
参考:農林水産省「野菜の扱い方」
参考:農林水産省「果物の扱いかた」
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なるほど・・・
玉ねぎ、ジャガイモなど普通に野菜室に入れている。もやしも。
さすが、バナナは入れてないけど。
自炊は、準備→仕込→調理→食事→片付までがワンセット。個食なら豪華さよりも簡潔さ!
by Tabeo
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